メタボリックシンドローム>内臓脂肪の付き過ぎは極めて危険！

内臓脂肪は付きやすく落としやすいと説明しました。
しかし、落としやすいということは、遊離脂肪酸として血液中に
溶け出しやすいということになります。
余分な脂肪が血液中に出てしまうという弊害が、起こるということです。

この状態が、血液中に脂肪があふれる『高脂血症』をはじめとし、
『高血圧症』・『糖尿病』・『動脈硬化』などの原因となります。
脂肪を多く含んだ血液はドロドロになり、血管の壁にコレステロールを
蓄積させます。動脈の弾力をなくし、通り道も狭くなります。
これが動脈硬化です。

成分的にも多量の内臓脂肪は危険です。インスリンの作用を低下させる
物質を産出しており、糖尿病を引き起こしやすくします。
また、血栓を作りやすくする物質も産出しています。これは脳梗塞・
心筋梗塞の原因となります。
このように、内臓脂肪の付き過ぎは非常に深刻な問題を引き起こす
要因となるので、付き過ぎないよう細心の注意が必要です。